雨樋の外壁塗装

外壁塗装をするときに外壁や屋根を塗装する必要はあるにしても、雨樋(雨どい)まで塗装し直す必要があるのでしょうか?

実は、外壁塗装には、雨樋塗装というものがあります。この雨樋の塗装をする必要が本当にあるのかどうか調べてみました。外壁塗装の見積もりを確認するときに参考になる情報を紹介します。

外壁塗装するなら雨樋も一緒に塗装すべき?

外壁塗装の時に、雨樋をどうするかですが、美観にこだわるときには、外壁塗装をする時に一緒に雨樋も塗装してもらうことをおすすめします。見た目にそこまでのこだわりがなければ、雨樋の塗装はしなくても問題ありません。

実は、雨樋の塗装は、美観を重視したもので塗り方や使う塗料のグレードは業者によってまちまちです。
雨樋の綺麗な見た目を外壁と同じ程度保たせたいときには、外壁と色味を似せた塗料で3度塗りをした方が良いでしょう。

万が一、破損していたり、雨樋の機能として問題がある場合は、外壁塗装の時に、修理するなり交換するのは言うまでもありません。

それでは、まず、雨樋(雨どい)について基本的な情報を確認しておきましょう。

雨樋(雨どい)とは?

雨樋というのは塩化ビニール樹脂で出来ていたり、ガルバリウム合板という金属の素材で出来ていたりします。
一般的に使われているのは、塩化ビニール樹脂タイプの物で、形は丸形です。

しかし、雨が多い西の方などは、たくさんの雨水を流すことが出来る箱形タイプが使われています。

雨樋というのは太陽の紫外線や風にずっとさらされているので、劣化が進みやすくなっています。しかも雨が降ると雨水が大量に流れるので、雨樋が劣化して割れたり水が漏れたりします。

雨樋に塗装は必要か?

雨樋を塗装することによって雨樋の劣化をある程度遅くすることは可能です。
ただ外壁塗装の時に雨樋を塗るかどうかは、あくまでも見た目を良くするためです。

雨樋を塗装すると、塗装が仕上がったときの美観がかなり上がります。
この雨樋を塗るときに外壁塗装の業者は3度塗りをするところもあれば、1度塗りだけで終わらせるところもあります。

業者によって雨樋は塗装しない方が良いというところもありますよ。

雨樋塗装について

雨樋の塗装をするときに大切なのは、ケレンといった塗料を密着させる下地処理をすることです。もしケレンの下地処理をしないと塗装の定着が良くなく、数年すると塗装がはげてきて美観を損ねます。

雨樋の塗装では、よくシリコン系の塗料が使われます。

外壁でシリコン系の塗料を使うかどうかは予算にもよると思われますが、可能であれば、外壁に使った塗料と同じものか、色味がにている塗料を三回塗るようにしておくといいですよ。

雨樋だけ安い塗料を使うと、劣化が早く進み雨樋だけ再び塗装をしなくてはならなくなります。少し高く付いても外壁塗装と同じ塗料を使った方が、トータルでのランニングコストは安くなりますよ。