外壁塗装の色 失敗する前に

外壁塗装の色絵選びは、成功と失敗の大きな分かれ道です。
色選びは、見た目の満足感を左右する重要な要素です。

自分の理想があるのなら上手に業者に伝えること、また、色選びに迷いがあるようなら自分の趣味・趣向にあった提案力がある業者を選んで相談しながら決めていくのがおすすめです。

色選びを失敗しないコツ

塗装業者を決めてある程度費用を決定したら色選びをします。今までと同じ色合いにすることもできますし、大きく変更することもできます。

自分が納得できない色を選んでしまった場合には、次回の塗り替え時期までそのままにしておくか、やり直しをして数十万円をまたかけるかの二択になります。失敗しないためにいくつかのコツを紹介します。

手軽にできる失敗防止法

一番手軽にできるのが、自分が理想と考える色の家を撮影して、ある程度のイメージで依頼する方法です。

カラーサンプルでイメージしている色合いを選び、大きめのサイズの紙などで同じ色を確認するのがおすすめです。
小さいサイズの紙で色を確認していると、実際に大きくしてみたときと印象が変わってしまいますから注意が必要です。

朝昼晩に外に出て太陽光で色合いを確認するのも良いです。蛍光灯の光で見ている色と太陽光で見ている色では、若干色合いにずれが生じます。

住宅のプロのカラーコーディネートをベースに話す

建物の外装コンサルタントというプロがいます。
大手のハウスメーカーの外壁には、プロが関わっていることがほとんどです。

WEBサイトでおすすめのコーディネートが紹介されていることがありますから、それを参考にして話を進めるとイメージが伝わりますですよ。

茶色の屋根にクリーム系の外壁にすることで、親しみやすく穏やかなあたたかさのある家を印象づけることができます。逆に黒い屋根に白い外壁などのクラシックなタイプにすることで、伝統的で風格のあるおちついた印象を与えます。

このような印象を「親しみやすく穏やかな」とか「おちついた印象」と言っても伝わりにくいので、WEBサイトを見せたり印刷して持っていて伝えるわけです。

色から選ぶのではなく、自分の理想とする雰囲気から色を決めていく時にはおすすめですよ。

施工業者が過去に手がけた事例を見せてもらう

画像などで家の色を見ているだけでは実際と異なる可能性があります。そこで実際にどのような雰囲気になるのか、家を直接見ると分かりやすいです。

依頼する施工業者が過去に手がけたものを参考にして自分のイメージに近いものを選ぶと意思の疎通がしやすいです。

外壁の人気カラーリングは年ごとに異なり、流行の色を取り入れたりするのもオシャレです。業者が手がけている最新の塗装を見せてもらうのもいいですね。今まで自分の中にない色合いから思いがけない発見があるかもしれません。

最終的にはまわりとの調和も考えて

最終的には、近隣の数件を見て回り、本当に良いと思った家のカラーと自宅の周囲のものを照らし合わせて、本当に色が同調するのかバランスを考えながら話し合いましょう。

例えば、無難な「ベージュ」を選んでも、明度の高い低いや、素材の質感でも雰囲気が変わります。周囲との調和を考えて色味は落ち着かせて、素材の質感で個性を出すという選択もありでしょう。

色選びを失敗すると仕上がりに満足ができずに後悔してしまうため、じっくりと時間をかけて納得ができるものを探してください。
業者から渡される色見本を何度も見直すようにして、最低でもA4以上のものを参考にするようにしてください。