外壁塗装の目安は10年と言われていますが、塗装を依頼するタイミングを考えるには「季節」というのも重要な要素です。
外壁塗装に適している季節、適していない季節があるため、いつ依頼すると塗装に適した時期なのかも考えながら依頼するタイミングを考えるようにします。
外壁塗装ができない季節はあるの？
まず、外壁塗装ができない季節があるかですが、外壁塗装は一年の中のどのシーズンでも行なうことが出来ます。
しかし、外壁塗装に向いていない幾つかの気候条件があります。
例えば寒すぎるとき、気温が5度を下回るときは塗料の乾燥が遅れてしまいます。
湿度が80パーセントを超えるような気候条件も、塗料の乾燥を遅らせます。
つまり、冬に気温が下がりすぎるときや湿気の多い時期は外壁塗装に向いていないのです。
無理して塗装をしてしまうと乾燥が遅れるだけで無く、乾いていないペンキの上に重ね塗りをするために後から剥がれやすくなってしまいます。
外壁塗装に適した季節
外壁塗装に最も塗装に適している季節は一年のうちでは秋。10月、11月がおすすめです。
その理由ですが、外壁塗装は雨が降ってしまうと塗装ができなくなってしまうため、秋の雨が少ない時期は理想のシーズンと言えるのです。空気が乾燥しているのも、塗装に関してはいい条件です。
秋は、塗装に一番適した季節になりますが、予約が埋まりやすく早めに依頼をしなければいけません。
次におすすめの季節は、春。3月、4月、5月も塗装に適した季節です。
梅雨前になると駆け込みで塗装の依頼をする人も多いため、早めに業者を探して予定を立てておく必要があります。
外壁塗装に適さない季節
塗装に適していない季節ですが、梅雨入りから梅雨明けまでの6月、7月は雨が多く塗装をするのに悪条件が重なってしまうため適していません。
ですが、気温は暖かいため、天候さえ予測できれば綺麗に塗装ができる時期ではあります。
夏から秋のはじめにあたる8月、9月は雨が少ない時期ですが足場が過熱されてしまい作業がしにくい季節です。
職人の体力の消耗も激しいです。塗装をするのには悪い時期ではありませんが、作業をする立場の人にとってみれば良い季節ではないといったところでしょうか。
冬の12月、1月、2月は、お住いの地域に作業できる、できないが分かれます。
豪雪地帯はそもそも作業が難しいですし、そうでなくても。天候の影響で塗料が乾燥しにい場合が出てきます。
以上、塗装に適していない季節と、作業上で心配される事項をお話してきましたが、基本的には、塗装業者と相談して無理のないスケジュールを立てれば問題はありません。
塗料によって変わるベストシーズン
使う塗料によってベストシーズンは変わってきます。
例えば、特殊機能を持っている塗料というのは、塗料が目的を発揮できるベストシーズンがあります。
塗料によっては塗った後に、しばらく時間をおいてから実力を発揮するものがあるのです。
断熱塗料などは、塗料の効果を100パーセント発揮できるようになるまでは、2ヶ月くらいの時間を見ておかなければなりません。
そのために暑さ対策のために断熱塗料を塗ったら、真夏の二ヶ月前に塗るのがベストです。
寒さ対策のための外壁塗装であれば、真冬の2ヶ月前に施工しましょう。
外壁塗装のベストシーズンは塗料によって変わってきます。
季節だけでなく湿度と気温が重要
季節だけに注目してみましたが、実は塗装は湿度と気温にも大きな関係があります。
湿度が85％以上の場合、気温が5度以下の場合には塗装ができません。
外壁塗装は一定の条件を満たしていなければ塗装ができないという、塗料メーカーが出しているルールがあります。
この理由には塗料の乾燥が大きく影響していて、綺麗に仕上げるための最低限のルールとされています。
まとめ
外壁塗装をする時には気温が下がりすぎないなら、真冬でも塗装を行えます。
むしろ雪がたくさん降る地域でなければ、冬は湿気が少ないために塗装作業がしやすくなっています。
梅雨の時期も長雨になる可能性がありますが、外壁塗装業者の予約が取りやすかったり、見積料金を安くしてもらえたりするメリットがあります。
春や夏は気温や湿度が安定しているので、塗装が行ないやすいでしょう。
秋も台風が来ることがありますが、比較的気温と湿度が安定しています。
それぞれの季節の条件を考えると、梅雨以外を避けておくと良いとも考えられます。
外壁塗装をするなら梅雨以外は作業がしやすいと言えます。
もちろん寒すぎる地域や、雪がたくさん降る地域の冬は外壁塗装には向きません。
外壁塗装に向かない時期を地域ごとに考えて、自分の地域のベストシーズンを考えてみましょう業者選びを間違えなければ、季節により仕上がりに大きな影響はありませんので安心して下さいね。
地域の特徴を理解している地域密着型の塗装業者であれば、どんな季節でも綺麗に仕上げてくれますので、業者選びをしっかり行いましょう。
